4月から新しい幼稚園へ通い始め、毎日楽しく過ごしている息子4歳ですが、
それまでは、別の園で半年以上にもわたる「登園しぶり」がありました。
私も仕事があったし、半ば無理やり預け続けた半年間。
このままでいいのか・・・?
葛藤し悩んだ結果、転園を選んだ私の思いを記録します。
- 登園時、保育園で泣き叫ぶわが子を見て胸が痛む
- 保育園を嫌がる理由がわからないから困る
- 思い切って保育園を休ませることに・・・でもそれって甘やかし?
- 登園拒否で転園するのって、アリ?
- 保育園との相性、「正直、あると思います!」
- 登園しぶりで年中から転園…結果は吉と出ました
登園時、保育園で泣き叫ぶわが子を見て胸が痛む
初めのうちは、慣れないところへ預けられることに不安を感じて、
保育園に行きたがらなかったり、朝泣いてしまうことがあっても、
それは仕方ない、当たり前のことだと思っていました。
いつか慣れるだろう、と。
2歳で通い始めた保育園が、小規模園だったため、
年少クラスからは、別の保育園へ通うことになったのですが、
とにかく朝、泣く。
それでも彼なりにがんばっていて、着替えたり家を出るところまでは順調。
保育園に着いて、教室に入ると、目に涙が・・・
その涙が流れない日もありましたが、教室を入る前に大号泣の日も。
1ヶ月たち、息子の後に入ってきた新しいお友だちが慣らし保育を終えて、
笑顔で登園するようになるのを横目に、
まだまだ泣く・・・
ごくたまに笑顔で登園できる日もあったり、
先生から、「すぐに泣き止んで、楽しそうにしています」なんて聞くから、
離れるのがつらい時期なのかな・・・と、
あまり気にしないようにはしていたけれど、
やはり、保育園の外まで聞こえてくるわが子の泣き声には後ろ髪を引かれました。
職場へ向かう足取りの重たいこと。
保育園を嫌がる理由がわからないから困る
嫌な理由をそれとなく聞いてみるけれど、
まだ自分の気持ちを言葉で十分に表現できない年齢で、
何が原因なのかは不明。
3~5歳の異年齢交流の時間もあって、一番小さいクラスだったから、
おにいさんおねえさんたちが元気過ぎて怯んでる?
もしかして、いじめられている・・・?という心配もしたりしました。
(これは大丈夫だった)
「イヤだ、という気持ちを受け止めて、落ち着かせてあげましょう」
というアドバイス通りやってみたけど、検討むなしく。
コロナの状況的に、保育園からの依頼で、
自宅で保育できる日は登園自粛してください、ということだったので、
仕事が休みの日は家で過ごすようにしていました。
保育園へ行くのは週3~4日だったので、
なかなかリズムがつかめないのかなぁ、と考えたり。
先生に相談してみても、
「保育園では楽しそうに過ごしています、朝だけです・・・」
とのことだったので、
悩みは大きくなるばかりでした。
思い切って保育園を休ませることに・・・でもそれって甘やかし?
そのうちに、
私自身の体調面や、仕事・家事・育児の両立に限界を感じて、退職することになり、
これで、息子の保育園問題にもしっかり向き合える!と思っていたのですが、
その時の私にそんなに余裕はありませんでした。
私が家にいる、ということを感じ取った息子に、
起きた瞬間から「今日は保育園?」と聞かれます。
数日はどうにか説得して登園できましたが、それも長くは続きません。
私も、無理やり連れて行くことにとてもストレスを感じていたので、
思い切って、休ませる決断をしました。
コロナも増えてきている時期だったので、
ちょうどよかった!と言い聞かせて。
息子から「保育園行きたい!」と言ってくる日が来るかもしれない、
という希望を持ちながら。
(そんな日は来なかった~)
休むと決めてからも、
保育園休ませるなんて、甘やかしてるって思われるかな、
家にずっといたら、息子の成長の機会を奪ってるんじゃないかな、
もっと私がしっかりしなくちゃ、
いろいろな不安に押しつぶされそうでした。
甘やかしてる、と思われないようにと、
公園遊びや散歩で体を動かし、家でできるワークを探してきたり、お手伝いをしてもらったり、
必死でした。
結果として、保育園に行かなかった期間は4ヶ月。
振り返れば、たった4ヶ月!なんですが、
当時は出口の見えないトンネルにいるようで、苦しかったです。
登園拒否で転園するのって、アリ?
保育園を休むようになってしばらくして、「転園」を考えるようになりました。
しかし、新しい園へ行くことは、大きな賭けでした。
保育園へ行きたがらない理由がはっきりしないので、私の想像で判断するしかなかったのですが、
息子が「集団生活そのもの」を嫌だと思っているなら、
転園しても意味がない。
また同じことになるかも?
そうなれば今度は絶対に、私の気持ちがもたない、という懸念もありました。
相談した先で、「1年以上泣き続けた」という人の話を聞いた時には、
いつかは慣れるもの?転園は逃げ?と、迷宮入り。
集団生活が苦手なのかもしれないと思い、
発育相談窓口へも行きました。(問題なしでした)
考え込んでしまった夜は、自治体の電話相談へ何度もお世話になりました。
いろいろな可能性を考えた結果、
苦しい状況をなんとか変えたくて、転園を決意するに至ります。
保育園との相性、「正直、あると思います!」
以前、保育園見学についての記事を書きました。
事前に保育園の雰囲気や特徴などを知るために、
見学をして、情報収集をすることは大事だと思います。
しかし、通ってみないとわからないこともありました。
先生たちと信頼関係がうまく築けるかどうかも、
人間同士のことなので、やってみないとわかりません。
保育園が合わなくて転園、なんていう話なかなか聞かなかったですが、
安心してください。転園経験者、ここにいますよ!
登園しぶりで年中から転園…結果は吉と出ました
本当に、転園は賭けでした。
今思うと、悩んでいる間は、
周りの目だったり、親である私の理想・こだわりを気にしていて、
息子のことだけを考えられていたかと言われると、
そうではありませんでした。
でも、いろんな可能性を想像して、
不安をつぶしていって、
最後には、本当に子どものことだけを見て、思い切って決断することができました。
「もしダメならその時にまた考えればいい」と思えました。
今、登園拒否で転園を悩まれている方がもしいらっしゃったら、
転園するとしても、もう少し頑張ってみるとしても、
お子さんのことを考えて決めたことなら、それが正解!だとお伝えしたいです。
息子は新しい幼稚園をたいそう気に入って、楽しく通っています。
(先生やさしい~怒らない~、とよく言っているのを聞く限り、
前の園では先生が怖かったのかな?なんて思ったり・・・
真相は闇の中ですが)
のびのび遊んでいる姿を見て、本当に良かったなと心から思います。
長い間、無理をさせてごめんね。
がんばってくれてありがとう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!