前編からの続きです。
前編はこちら↓
【出産レポ後編】1日続いた前駆陣痛からの、入院から6時間半の安産の記録
夜10時 いちおうモニター付けますね~、からの入院!
「いったん帰ってもらうと思いますので~」
なんて言われながら、しばらくNSTモニター装着。
張りは3分間隔になっていたようで、
そのまま入院することになりました。
子宮口はまだぜーんぜん開いておらず。
11時ごろ、仕事終わりの夫が到着。
入れ替わりで母帰宅。
(夜通しになったら悪いし、と思ってたけど、あとから「立ち会いたかったー」と言われました)
しばらく耐える時間があって、部屋も2回ぐらい移動したような。
付けられたモニターのベルトがキツくてつらかった!
0時ごろ 秘密兵器登場!
おしりを押してもらうと楽になるという秘密兵器、
テニスボールです。
夫にも押してもらったけど、力が全っっっ然足りなくて、
この時だけは、
(自分の記憶の中で、この出産で暴言というのは無かったはずなので)
「力が足らん~~~!!!」と叫びました。
私もがんばってるんやし、諦めんとがんばってほしかった・・・
このあと夫には、汗と水分と時計の係をお願いしました。
2時ごろ 付き添いの夫、寝る(壁に頭を打ち付けながら)
怒りませんでしたよ。
あー疲れてるのに悪いなぁ、って思えてた私は、どこへ行ってしまったのか。
もしまた同じことが起こったら、今度は冷静でいられる自信がありません。
そして、気づいたら私も寝ている瞬間がありました。
痛みが来て目が覚めて、寝ていたことに驚く!
私は、痛みよりも、いきみ逃しがつらいタイプでした。
ベッドの背中を起こして、背中と足で踏んばって、
深~い呼吸で力を逃す&逃す。
やってくる波のレベルが段違いになってきて、
とにかく呼吸をして、
赤ちゃんに酸素を~送る~~~ことに集中。
リアルに、ヒーハー!な感じでした。
でも、陣痛の合間には笑っていたので、余裕があったんかなあ?
入院が決まった時に助産師さんに、
「こんなんではまだまだ生まれへんよ~あはは~」
と言われていたので、
この時点で「これはもう・・・陣痛ですか・・・(息切れ)」と確認したところ、
「そうですよ~」っていうことだったので、ひと安心。
この時間帯に、尿意が来た気がしてお手洗いにも行きましたが、
出ず。
戻ってくる間に痛みが来て、廊下に倒れ込んでしまって怖い思いをしたので、
(助産師さんが付いてきてくれていて無事でした)
できれば痛みが弱いうちに、行っておくと良いと思います!
4時ごろ ついに子宮口全開!
子宮口全開を祝うかのように、ブチッ!という音とともに破水。
破水の音は、ほんまに、ブチッ、でした。
破水したら、感染予防のために錠剤を飲まないといけないそうで。
ウチ、錠剤飲むの、苦手やねん・・・
頭、何回後ろに振ったかわかりませんが、なんとか陣痛の合間に飲めました。
4時半ごろ 分娩台に移動
よくテレビで見る、自力で!ってやつです。
一気に小走りしました!
分娩台に上がってから、
助産師さんが、踏ん張るための手すりを付けてくれたのですが、
それがなかなか付かない・・・
笑えてくる・・・
もうここからは、耐えることもなく、つらくなかったので、
わりとはっきりと、いろいろなことを覚えています。
「いきむ感覚は、便秘の時みたいな感じで~」
と言われて、
「あー、便秘で良かったです!」
なんて笑っていたり。
少し前にも赤ちゃんが誕生していたようで、
その対応で助産師さんは行ったり来たり。
「便秘の感じでいきんで、出てきたらどうすれば・・・」
と思ったら、なかなか本気を出せず。
気づかないうちに点滴?が外れて、左腕が血まみれになっていたり。
そのうちに戻ってきてくれて、
「ピンポン玉ぐらい出てきましたよー」と言われたけど、
頭やのにピンポン玉・・・ハテナだらけ。
「15分排臨です」と聞こえてきて、「とりあえずもう少しなんやな」と気を持ち直す。
排臨・・・いきみに合わせて、胎児が見えたり隠れたりすること、だそうです
いきむって、とてもエネルギーが必要で、
いきみ終わるとめちゃくちゃしんどいんです。
過呼吸みたいになる。
そんなん何回もやってられへんし、
本いきみを開始してから5回目ぐらいの波で、
「もう出したい!」と決めた私。
人生一番の気合いを込めました。そして・・・
5:25 生まれる
あー、終わったのか・・・やりきった・・・
というのが出産直後の気持ちでした。
逆子になったりくるくるしてたのもあって、
へその緒が首に1周巻いていて、
さらに自分で握っていたとか。
初対面の印象は、おサルちゃん!
とても小さくて、でも力いっぱい泣く姿は、とても愛おしいものでした。
自分でもどうなるかわからなかったので、
夫には立ち会ってもらわない予定でしたが、
陣痛室からなんとなくの流れで、立ち会ってもらいました。
結果としては、まぁ良かったかな、と思います。
夜通し、ありがとう!
プレママ教室で、「一番しんどいのは、赤ちゃん」と聞いて、
「赤ちゃんと一緒にがんばる」と臨んだ出産でした。
助産師さんには、スーパー安産だったと言われるも、
自分では「これが安産・・・はて?」でしたが、
いろいろ見ていると、痛みがなかったり早く生むことが、
安産、というわけではないようですね。
一緒にがんばる姿勢が伝わったのか、
とにかく、無事に生まれてきてくれて、本っ当に良かったです。
というわけで、以上が出産の振り返りでございました。
1年半もたつと、夢だったような気もしてきます。
いつか、こんなふうにして生まれたんやで~なんて話す日も来るのかなぁ。
明日も、きっと5時半には1日が始まる。
子育て、楽しんでがんばりたいと思います。
小さかったなぁ
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