息子は、生まれるぎりぎり直前まで、逆子でした。
はじめのうちは、まぁなんとかなるやろ~と思っていた私。
足の動きが激しかったので、お腹の下辺りを蹴られることだけが苦痛でした。
途中で、「なんとかならんかも・・・」になったりしましたが、
最終的に「なんとかなった!」、逆子がなおるまでの話を書いてみたいと思います。
逆子期間中の話
私が妊娠中、逆子になっているということを初めて聞いたのは、
26週(7か月)の健診の時でした。
この時期に逆子であることは珍しくないとのことで、
私もまったく気に留めていませんでした。
実際に、その2週間後(28週)の健診では、無事に頭が下を向いていました。
が、しかし!
さらに3週間後(31週)、逆子アゲイン。
この時には先生から、
◦逆子体操をすること
◦エコーで見えた赤ちゃんの向きから、夜寝る時には右半身を下にすること
を言われました。
それから2週間、その2つをしっかり行い、迎えた33週の健診・・・
逆子体操中・・・
無事「頭位」に!パチパチ!
そこで気を抜いたのがいけなかったのか、
2~3日してから、胎動の位置が変わった・・・?
その、イヤ~な予感は的中し、またまた逆子へ逆戻り。
日がたつにつれて赤ちゃんも大きくなって、
くるんと回るゆとりもなくなってくる・・・
先生から、帝王切開の日程を告げられる・・・
絶対に自然分娩!と思っていたわけではないですが、なぜか流れる涙・・・
焦る・・・
私が行った逆子対策
ここから、なんとか逆子がなおるようにと、私が行ったことは、主に次の5つです。
1、逆子体操
私が言われたのは、胸膝位、というポーズです。
仰向けになって足を上げるというのもあり、
どちらも10分から15分耐えなくてはいけなくて、この体操がけっこうきついんだ・・・
↓こんな体操です。
2、カイロや腹巻でお腹を温める
「逆子は、赤ちゃんが、大事な頭を冷やさないように、温かい上の方を向いている」
ということを聞いたので、とにかく温めました。
ちょうど季節は冬。家にいる時は、床暖房のスイッチを切れませんでした。
3、鍼
本当はお灸をしてもらうつもりで鍼灸院へ行きましたが、私の状態は鍼が効果的であるとのこと。
恐々の「鍼」初体験!となりました。
が、この鍼が予想以上に心地よく、すぐに手足がポカポカしてくるのを感じました。
やっぱり、冷えてたんやなぁ。。。
4、赤ちゃんに話しかける
「頭が下やで~」「くるんと回るんやで~」と、おそらく頭であろう辺りをなでながら話しかけていました。
5、自分と向き合う
初めは、「どうして私が?」と、逆子になってしまった自分を責めて、
焦る気持ち・不安な気持ちでいっぱいでした。
逆子になった理由を考えて、
「息子に苦しい思いをさせていたらどうしよう、ごめんごめん・・・」
と毎晩泣きました。
診察中に思わず泣いてしまった時には、
先生が、逆子を自然分娩で出産するリスクについて説明してくださったり、
助産師さんも、赤ちゃんが無事に生まれてくることが一番だと声をかけてくださったりしましたが、
頭では、わかっているんです。
でもどうしても気持ちがついていかない。。。
何が嫌なのか、何が怖いのか、このモヤモヤは何なのか、
仕事も休みに入っていて時間は山のようにあったので、
たくさん考えました。
そのうちに、
「私が不安になっていたら、赤ちゃんはもっと不安。
私の子やから、絶対大丈夫!息子を信じよう」
という気持ちになりました。
最終的には、さらに一歩進んで、逆子を心の底から受け入れて、
(悟りを開いた気分でした)
助産師さんの言葉もしっかり理解して、
「赤ちゃんが元気に生まれてきてくれれば、なんでもOK~!」
と思えるようになりました。
手術を受ける怖さもありましたが、
帝王切開なら、
長い時間陣痛に耐えることも無いし、
産まれるタイミングもわかるし、
というメリットを考えて、覚悟ができました。
37週の健診で、逆子がなおっていた
帝王切開の予定日まであと10日、という日でした。
エコーを見た先生の目がパチクリ・・・
逆子がなおっていたのでした。
今日ひっくり返っとかなまずい!と思ったんかなぁ。
嬉しさもありましたが、それ以上にビックリしました。
「え、私、陣痛待つの・・・?」
(先生もとても驚いていらっしゃったようで、
出産直後の処置中や、退院時、1ヶ月健診の時など、
「ようひっくり返ったなぁ〜」とその後も何度も言われました。)
そして、39週3日、元気に産まれてきてくれました!
出産レポートについては、こちら
最後まで、諦めないで
いろいろとチャレンジしましたが、逆子がなおったのには、
やはり、気持ちが変化したことがいちばん大きかったかなぁと思っています。
いま、逆子だという方も、
焦らず、でも最後まで諦めずに、
赤ちゃんに出会える日を楽しみに待っていただきたいと思います!